2011年11月27日日曜日

リサ・ヴォート トークショーに参加

2011年11月27日 14:00 - 15:30 東京ミッドタウンのフジフィルム スクエア2Fでリサ・ヴォートさんのトークショーが行われ、参加してきました。11月25日から12月7日まで1Fでは企画展『LISA VOGT's White Gift「北極からの贈りもの」~生命のぬくもり~』が行われていてその併設イベントとして行われました。

最初にリサさんの大切な友人ということで紹介された薄羽美江さんから写真集についての紹介がありました。この会場で写真集を購入されるとリサさんがサインをしてくれます。そして絵葉書を受け取って、それに自分の住所を書いて渡すと、東北の図書館に1冊献本され、そこにその葉書が着いてゆき、受け取った人が切手を貼って多分メッセージが書いて送り返してくれるそうです。

リサさんのお話は、北極と南極に行かれた経験から、その違いについてのお話がありました。北極は大陸はなく、氷のかたまりから出来ていますので、一面、真っ白、生き物も真っ白、たとえば白うさぎ、白い鳥で、自然の音も静かだそうです。北極は地球の温暖化の危機に直面しております。暖かくなれば、凍る面積が狭まるために、2万頭とも言われている北極熊の住む氷の面積が狭まり、海面を泳いでいなければならなくなってしまいます。それに対して南極は大陸があり、比較的暖かい季節、真冬の季節などがあり、住んでいる動物も色鮮やかなペンギン、野鳥、アザラシその他豊富におり、音も色々な鳥の鳴き声が聞こえてくるところです。多少温暖化になっても住む土地がすぐになくなるというわけではありません。

日本語的発想だと白熊、つまり、ホワイトベアですが、英語では極にいる熊(ポーラーベア)と呼ばれます。

それから、幾つかの写真のエピソードなどをお話しされました。北極熊が体に積もった雪を掃うところを撮るのに4時間も待ったとか、3頭の親子の北極熊のうち、子供の熊が氷の割れ目を渡るときに、躊躇してなかなか渡らなかったとか、それを母の熊が渡るまでじっと見つめていたなどのお話しをされました。
半ばに、ホッキョクグマの等身大に近いぬいぐるみがトークに加わり、楽しいひと時を演出してくれました。会場内を動き回り、お子さんや希望者にハグして、皆さん喜んでいました。この写真はそのときのものです。
終わりの頃に動物園の北極熊の写真を見せて、実は北極に住む熊より、動物園に連れてこられて熊のほうが環境が一定、栄養管理されたえさ、ドクターチェックなどが施されるので長生きするというお話しもされました。

なお、北極熊の写真はリサさんのサイトを覗いてみてください。サイトはここをクリックしてご欄ください。

・写真集