2011年6月18日から25日まで、社内のミーティング出席のため、中国深圳にある本社へ出張してきました。
日本からは成田から香港へ行き、香港からは大きく分けて陸、海のルートがありますが陸のルートを選択しました。海のルートは空港内で入国しないままフェリーに乗って深圳に向かうルートで、飛行機に積まれていた荷物は香港でフェリーに積み替えられます。このフェリーを降りた時に入国審査が待っています。その後、そこからホテルまでタクシーで移動します。
2番目のルートである陸は、タクシーで行く方法とバンによる7名程度の乗り合いタクシーがあります。この方法だと香港から約2時間で深圳の内陸にある本社近くのホテルに着きます。費用は220中国元(日本円で約2,750円)。
私は7名乗りのバンで香港から滞在先のホテルまで約2時間15分程度をかけて行きました。香港と中国本土の境にある入出国審査所で30分程度の香港への入国と中国本土への入国で時間を使いました。まだまだ香港は中国では無いようです。
多分、一人で来たら珍道中になるところでしたが、たまたま日本のオフィスにいる中国人社員がビザの更新のため本社にもどるのと中国から出張で来ていた中国人1人との3人で成田から同じ便で香港に着いたので、彼らの進むままにバンにのり、何も考えずにホテルまで連れて行ってくれて、ホテルのチェックインが済むまで一緒にいてくれました。
初めてのところなので、土曜日にホテルにチェックインして、会社まで歩いて30分ほどかけてのんびり回りをチェックしました。社内へは守衛さんが厳重にチェックしているのですが、社員証を胸から下げていればそのままスムーズに入れるので、中に入ったら土曜日というのに働く社員であふれていました。翌日も会社に昼ころいったところ、社員食堂では大勢の人が昼食を食べていました。これだから日本は中国に追い越されているのだと感じました。多分、私の父の世代はこのように一生懸命働いたのだと思いました。がんばろう、ニッポン。負けるな、ニッポン。
ホテルから本社までバスで3駅(費用は3元、日本円で約37円)、タクシーで13元(日本円で163円)。ホテルは1泊約200元(日本円で2,500円)。朝食、昼食、晩飯は会社の食堂を利用しました。たまには、こちらにいる人の案内でそとのレストランで食事をしましたが、それほど高くはありませんでした。社員食堂では、朝食は4元程度(日本円で50円)、昼食25元(日本円で約300円)、夕食も昼食同様25元程度で、1日約54元(日本円では675円)で食費、宿泊で180元程度でしたので、1日234元(日本円で約3,000円)。
出張ではトレーニングセンターのミーティングルームで5日間、朝9時から夜9時までミーティングを行いました。トレーニングセンターは1つの区画を使って緑に囲まれた東京ドーム程度の広さの敷地に贅沢に3階建ての建物が建てられています。
深圳は香港に近い経済特区ですが歴史も古いため、観光ガイドを見るといろいろな見所があるようですが、会社は内陸に入り込んだ何もない広大な平地に立てられたため、周りには見所はありません。朝9時から夜9時近くまで、ほぼマンツーマンのミーティングをしていたので、夕食をとった後は、疲れがピークに達していて、何を言っていたのかほとんど覚えていませんが、終始売り上げのことを言われていました。
25日の土曜日にホテルから香港まで来た時と逆のルートで帰りましたが、これも一緒にこちらに来た同僚がバンの手配をしてくれて、私は指定された会社の前の社員向けホテルの前で彼と待ち合わせて彼の指示でバンにのり、香港空港まで付きました。飛行機の出発は午後3時ころですが、11時30には空港についていたので十分に空港内でおみあげを買うことが出来ました。
帰りは成田に夜8時30分ころ着いて、いつものように成田エクスプレスの切符売り場に向かったところ、最終が出たばかりで、新宿には京成スカイライナーが早く着けると言われて、産まれた初めて京成スカイライナーにのりましたが、西日暮里までどこも停車せず、快適に着きました。そこでJRに乗り換えて山手線で高田場にゆきました。
この出張では、成田から順調に現地ホテルまで着き、無事5日間のミーティングをこなし、無事自宅まで帰宅して、大きな失敗もない旅でした。と言いたいところですが、最後に落ちが待っていました。
それは、京成スカイライナーの中か、西日暮里でJRに乗り換えるときかわかりませんが、パスポートの入った小さなポーチをなくしてしまったことです。家に帰ってパスポートを落としたことに気づき、早速、成田空港警察、成田空港、京成、JR、西武線に遺失物の連絡をして連絡を待つことにしました。万が一駅から家までの徒歩10分の間かもしれないと思い、近くの交番にも届けました。そして、なんと5日目に上野警察から私の携帯に連絡が入り、それは私のパスポートが届いているとのことでした。携帯の番号は近くの交番に遺失物届けを出した際に記入したもので、とりあえずとして近くの交番に届けたのが幸いしたようです。パスポートには自宅の情報は記入していなかったため、近くの交番に届けていなかったら、たとえ上野警察に届けられたとしても私に連絡が来ることはなかったでしょう。
更に落ちがあり、それは、パスポートは小さなポーチに入っていて、その中にめがね(近視なので通常かけている遠近両用めがねとは別に持っているパソコン用めがねで、GIORGIO ARMANIのフレーム、ニコンの中近レンズを合わせると当時7万円近くしました)、筆記具が入っていました。そこで、月曜日の仕事に困ったことが起きました。つまり、パソコン用めがねを紛失したために、パソコンに向かっても遠近両用めがねでは近すぎてよく見えず、仕事にならないことが判明しました。そこで近くの眼鏡屋さんに行って検眼し、一番安いめがねを買いました。レンズ込みで5,900円でした。J!NSというブランドのようでした。30分ほど待って(丁度昼休み時間を活用して)出来上がりました。これを社内で付けていたら、すこぶる今風で評判が良かったようなので(お世辞とは分かっていても悪い気はしません)、遠くを見るめがねもついでに作ってしまい、結果的にめがねが4つもあることになってしまいました。
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