2012年10月10日、アカデミーヒルズで行なわれたセミナーで、epa通信社日本支局長である、エバレット・ブラウン氏からこれまでの日本での活動を通じての21世紀の日本の文化力についてのお話を聞きました。ブラウン氏は日本の文化力を支える「知恵」は日本人の生活作法にあると考えています。
-道具について
美しい道具 ( Making things special ) があると、それを大事にする。また、その道具から良い刺激を受けます。
その道具に共感する → 文化の原点 → 価値が生じる
美しくない道具 → 共感が生まれない
-合理性について
今の日本は文化より経済性や合理性が優先されるため、社員が生き生きしなくなり、会社の文化が創れなくなる
-茶室に入ると
元気になる。そして物事が客観的に見れる。また、気持ちがすっきりする
-日本の文化は脳幹から生まれる
気持ちがすっきりすると、意識が頭の後ろのほうに行く。そこには脳幹がある。脳幹は自律神経が関係している。
21世紀日本の文化力は、私たちの「知恵」こそが担う
where is the wisdom we have lost in knowledge?
Where is the knowledge we have lost in information?
T.S.Eilot
この答えは日本文化にある。
人間として感動を与える、心を支える物語が必要 → 社会、文化が発展する
会社の持っている物語が社員を支える → 物語作り → 心を支える物語 → 1人1人の物語作り → 歴史の中に有る → すばらしい物語 → 文化
We are all making stories. Where do we get our stories from?
Japan were everyday special.
資本主義が提供しているものが心を支えるのか? 否。
感性は自然(気持ちがリフレッシュする)、土に触れる、農業によって磨かれる。